2017-05-18 新緑の無鄰菴(9) 京都 現在、京都市の所有で国指定の名勝庭園「無鄰菴」を訪れる機会があった。南禅寺界隈の別荘群の先駆けともなった別荘で、明治・大正の元老山縣有朋が造営したもの(敷地約950坪)。庭園は、山縣自らの指示により七代目小川治兵衛の作庭で、東山を主山とし、軽快な水の流れと音を醸し出す瀬落ち、自然な樹木や芝生空間、苔や沢飛石の配置など、見事な調和のとれた作庭になっています。都会の喧騒をひととき忘れさせてくれる癒しの空間でした。 無鄰菴全景図 東山を主山とする庭園パノラマ 母屋からの眺望① 母屋からの眺望② 苔の庭 母屋への小径 母屋全景 沢飛石から母屋の方に流れるせせらぎ 琵琶湖疏水の水を引き込んだ三段の滝